幻想郷の冬は温度が寒くなってくると訪れる。

満月騒ぎの後、連日連夜のドンチャン騒ぎも、とどまるところを知っていたようで、人間妖怪幽霊に宇宙人まで交えたいつもどおりのいつも異常の日常も、気が付けばまた平和な幻想郷の姿に戻っていた。
博霊神社の巫女の言葉を借りれば「暇ね」と言われる他愛の無い日々だ。
まぁ、その言葉が出ない時は決まって、異常事態か大異変の時であるので、概ね博霊の巫女の「退屈」は幻想郷の平和具合の良い目印なのかもしれない。

閑話休題。

そうして気が付けば季節は過ぎ、吐く息が白くなる頃。
あるものは冬眠をはじめ、あるものは目覚め、またあるものは「寒いのは苦手だぜ」と呟く季節が訪れようとしていた。


 ――――

太陽の光が雲によって遮られ、幻想郷の寒さも極まってきた昼下がり。
暇を持て余した巫女の住まう、本来人気の無い神社には、珍しい顔ぶれが揃っていた。


霊夢  「今日あたり、雪でも降りそうね」

魔理沙 「雪かぁ…、降りしきる白い結晶の雪は、幽霊の遠い親戚っぽいよな?」
妖夢  「あんな真っ白で出来の悪い人魂みたいなのと、一緒にしないでください」
霊夢  「あなたの言葉で信憑性がでてきたわねー」

レミリア「まあ、不吉さでいったら同じくらいよねぇ」
魔理沙 「不吉? 雪がか? おばけじゃなくて?」

妖夢  「一緒にしないでくださいー」

レミリア「そうよ。だって雨が凍って降ってきてるんですもの、
     こんなに不吉なものは、他にも結構あるわよ」
霊夢  「じゃあ、祓った方がいいのかしら?」
妖夢  「えぇ!? 雪をですか!?
私をですか!?」

魔理沙 「それこそ不吉というか、物騒な話だなぁ」

霊夢  「そうかしら? 不吉は祓うものよ。人でも物でも霊でも妖怪でも、宇宙人でもね」
レミリア「不吉な話ね」
魔理沙 「どれにしても、誰かが霊夢にいぢめられるからな」
妖夢  「雪ですよね? 雪の話ですよね? ね!?」

レミリア「霊を払うなら心当たりはあるけど、雪はどうするのかしら?」

チラリと、妖夢に視線を向けてレミリア。

魔理沙 「レティか、チルノでいいんじゃないか? あいつら白いし、寒いし。私は寒いの苦手だし」
霊夢  「あら、本当に的確に見事な霊選と妖選が居るわね。 払おうかしら、本当に」

チラリと、妖夢に視線を向けて霊夢。

妖夢  「な、なんで私を見るんですか?」

浮いている自分の霊魂を抱きしめる妖夢。

霊夢  「舞い落ちて散る桜。降りしきる雪月花。狂い咲く色鮮やかで、此の世のものとは思えない桜の下には、死体が埋まってるって聞くけど。狂い降る、色を持たない雪の華の下には何がいるのかしらね?」

魔理沙 「半死人じゃないのか?」

チラリと、妖夢に視線を向けて魔理沙。

妖夢  「なんで私を見るんですかぁ!?」



推して知るべし、だろうか。


 ――――

魔理沙 「しかし、世界一面を覆い尽くす白ってのは風情というより、ゾッとする話だぜ」
妖夢  「私はさっきからゾッとさせられてますけど…」

魔理沙 「世界の色をたった一色に染め上げる、一種の魔法だよな。偉大に凄いな、意味も無く。地上のモノは白に侵されるぜ」
霊夢  「あら、味気ないのも風情なのよ? それに、白は始まりの色よ」

レミリア「でも、一色だけというのは面白味がないわね」
魔理沙 「白くない雪でも降ればいいのにな」

霊夢  「それが桜でしょ」

レミリア「なら、紅を混ぜたら少しはマシになるかもしれないわ。紅白は好きよ」

魔理沙 「その紅が、何の紅かは聞かないでおくぜ…」
霊夢  「聞きたくないわね…」
妖夢  「聞きたくないです…」

レミリア「遠慮は体に毒よ? 遠慮をしないと霊がひとり増えるかもしれないけど」

霊夢  「不吉な話ねぇ」
魔理沙 「どちらかといえば、食事の話かもしれないけどな」


 ――――

魔理沙 「そういや、冬は人間界で紅白が増える季節だぜ」
レミリア「霊夢が増殖するの?」
妖夢  「恐い話ですか……?」

霊夢  「後半二人、あんた達失礼よ」

魔理沙 「ゾッとする話だな、そりゃ」
霊夢  「あんた達全員失礼よ。謝りなさい、私に。許さないけど」

レミリア「それで、どうして霊夢が分裂するの?」
妖夢  「恐い話ですね……」

霊夢  「………」

魔理沙 「冬のお祭りで、《くりすます》っていうのがあるらしい。その祭りで、紅白の服を着た妖精が、子供にタダでプレゼントを配るらしくてな。その妖精の色が祭りの色になってるみたいで、その時期は紅白が増えるって話だぜ」
レミリア「そっちの紅白は素晴らしい紅白ね」
妖夢  「こっちの紅白は物騒な紅白ですからねぇ」

霊夢  「………」



博霊神社の巫女さんがそろそろ大変だ。

魔理沙 「あと、唯一雪が降って喜ばれる日らしいぜ」
レミリア「人間はもの好きね。それとも妖怪が普通なのかしら」

妖夢  「でも、どうしてプレゼントなんてするんですか?」

霊夢  「暇なんでしょう」
レミリア「それは自分の事じゃない」
魔理沙 「霊夢は暇でも暇じゃなくても、何もしたがらないぜ」

霊夢  「まるで私が怠け者みたいな言い方ね」
妖夢  「違うんですか?」

霊夢  「……祓おうかしら」
レミリア「どうせ祓うなら私に任せてほしいわ」

妖夢  「両方嫌です」

魔理沙 「つまり、私が御指名されてるのか?」
霊夢  「魔理沙に任せたら何も残らないじゃない」
レミリア「私も残さず頂けるわよ?」

博霊の巫女と紅い悪魔は発言が物騒だ。

妖夢  「でも、どうしてプレゼントなんてするんでしょうね!?」

魔理沙 「半死の必死さに手を差し伸べて、誤魔化しに乗るが、《そういう奴なんだろ?》 としか答えられないぜ」
妖夢  「成る程そうですか! ありがとうございます、助かりました」

霊夢  「あんた達の会話、変よ」
レミリア「霊夢に言われたらおしまいね」
霊夢  「私以外の誰に言われたら、おしまらないのよ」

妖夢  「幽々子様とかどうでしょう?」

霊夢  「……」
魔理沙 「……」
レミリア「……」

沈黙が答えである。


 ――――

魔理沙 「ちなみに、紅白の妖精は《良い子》にしかプレゼントあげないらしい」
レミリア「あら、おかしいわね。私、貰った事無いわ」
霊夢  「妖怪だからでしょ」

魔理沙 「私も無いぜ」
レミリア「魔女だからよ」

霊夢  「私も無いわ」
魔理沙 「巫女だからだろ」

妖夢  「私もないですよ?」

霊夢  「刃物振り回すからでしょ」
魔理沙 「刃物振り回すからだぜ」
レミリア「刃物振り回すからよ」

妖夢  「みょん!?」

同時刻、紅魔館のメイド長が、みょんクシャミをしたとかなんとか…。


 ――――

霊夢  「そもそもプレゼントって、一体何をくれるのよ?」
妖夢  「いらないものだと、困りますよね」

レミリア「生血とか、かしら?」
霊夢  「それは、絶対無いと思うわ」

魔理沙 「あっちの紅白には、なんか相手の望むものを察っする能力があって勝手に寝ている相手の横に放置していくらしいぜ」

その説明だと有難味が薄い。

妖夢  「望むものって、何でもですか?」
レミリア「やっぱり生血も在りなんじゃない」

魔理沙 「おもちゃ限定だぜ」

霊夢  「微妙なところねぇ」
レミリア「生血は、おもちゃには成れないわね」
妖夢  「血に拘りますね…」

魔理沙 「おもちゃくれるなら、魔道書の一冊でも欲しいところだな」
霊夢  「私は、湯呑かしら」
レミリア「優秀な門番がいいわね」



紅魔館の門番は今日も可哀想だ。

妖夢  「欲しいものですか? う〜ん…」

魔理沙 「さあ、むっちり言ってみな」
霊夢  「何よ…むっちりって」

妖夢  「私は、特に無いですね」

霊夢  「随分と謙虚ね」
魔理沙 「半分人で半分幽霊だから、謙虚さも半分なんだろ」
レミリア「誰かさんとは大違いね」

霊夢  「そんな半分謙虚な貴方には、線香をあげるわ」
妖夢  「縁起悪いです! 巫女さんなのに最悪ですね…五割嬉しいですけど」
魔理沙 「半分幽霊だもんな」

在り難い話である。


 ――――

霊夢  「あら」
レミリア「降ってきたわね、出来損ないの魂が」

妖夢  「初雪ですねぇ――それと、一緒にしないで、く、だ、さ、い」

魔理沙 「寒い寒いぜ、凍えて死ぬぜ。視覚的にも白くて寒いぜ」

霊夢 「雪見酒もいいかもね」
レミリア「酒に釣られて魚以外のモノが釣れるわよ、きっと。大量に」
妖夢  「花見、月見ときて、雪見ですか。幽々子様も呼んでいいですか?」

魔理沙 「冷える冷えるぜ、寒くて死ぬぜ。吐く息白くて心も凍るぜ」

レミリア「ほら、さっそく幽霊が釣れたわ」
霊夢  「この調子だと釣れても喰えないモノばっかりでしょうね。喰えないモノが、肴を運んでくるでしょうけど」
妖夢  「海老で鯛、食えない魚で肴が釣れるんですね」
レミリア「私なら喰えないモノも、ある程度いけそうだけど」
妖夢  「…笑うとこですかぁ?」

魔理沙 「凍る凍るぜ、白くて死ぬぜ。冷凍されてカチコチだぜ」

霊夢  「魔理沙うるさいわよ」
魔理沙 「寒いんだよ、なんとかしてくれ。死にそうだぜ」

妖夢  「お酒を飲めば温まりますよ」
レミリア「雪見決定かしら?」

魔理沙 「寒くなければ、なんでもいいぜ」

霊夢  「さぁ――飲むわよ!」

いつのまにやら縁側に並ぶ、酒とコップと肴と巫女。



魔理沙 「はやっ!! いつのまに!?」
レミリア「咲夜もびっくりね…」

霊夢  「ん〜! 美味しいわね、初雪のおかげかしら。あんた達も飲みなさいよ」

妖夢  「もう始めてますよ!?」

魔理沙 「そういや霊夢。この間、香霖の所から秘蔵の酒を奪ってたな。今飲んでるのはアレか。あの店は霊夢一人の所業で潰れそうな気がするぜ…」
霊夢  「魔理沙にだけは言われたくないわね」

霖之助は、二人にだけは言われたくない筈だ。

レミリア「初雪も霊夢にとっては、ただの飲む口実ね」
妖夢  「つまり、雪見酒ではなくて、酒雪見ですね」

魔理沙 「間違ってはいないと思うぜ」


 ――――

妖夢  「では、私は幽々子様を呼んできますね」
魔理沙 「呼ぶだけなら、スキマに頼めばイチコロだぜ」

霊夢  「殺してどーするのよ」
妖夢  「もう死んでますから」

霊夢  「なんだってー! って言う前に知ってるけど」

魔理沙 「霊夢もう酔ってるだろ、それに言う前に言ってるぞ。ともあれ、流行に乗り遅れる前に私も早々に飲むぜ」

レミリア「咲夜もスキマにお願いしたいわ。パチュは、この寒さで外に出たら一大事ね」
魔理沙 「一大事で、お大事に、だぜ」

レミリア「でも、前回の満月騒動で黒い少女に置いてけぼりされて、寂しかったみたいだし、呼んだらくるかもね」
妖夢  「寒さを忘れる話ですねぇ」
霊夢  「熱いくらいね。モチが妬けそうなくらいに」

魔理沙 「ノーコメントだぜ」

霊夢  「まったく、いつもあんな事言われてるのに、酷いのね。魔理沙」
妖夢  「何て言われてるんですか?」
レミリア「《おいてかないで》よね?」



魔理沙 「微妙に違う!?」

霊夢  「それそれ。女の子にそんな事言わせるなんて、悪女ねぇ」
妖夢  「だから魔女なんですね」
レミリア「見た目も黒いしねぇ」

まったく関係ない。

魔理沙 「虚偽と偏見で彩られてるみたいだが、…私はすこぶる潔白だぜ」
霊夢  「その潔白さで少しは雪の白さを楽しめるようになったかもね」

魔理沙 「ノーコメント、だぜ」


 ――――

レミリア「それで、どうやって呼ぶのかしら?」
霊夢  「呼べば来るでしょう」

魔理沙 「確かに、おはようからおやすみの後まで暮らしのスキマにスキマだしな。困った時のスキマ頼み」
霊夢  「壁に耳あり、スキマに紫、の方がしっくりくるわよ」

確かに語呂は良い。

紫   「しっくり出てきました」



妖夢  「噂をすれば、スキマ、ですね」
レミリア「それがピンポイントね」

紫   「何の話?」

魔理沙 「キャッチフレーズ」
妖夢  「えぇ! そうだったんですか?」

霊夢  「どうせ盗み聞いてたんでしょ?」
紫   「失礼ね。覗いてたのよ」

魔理沙 「そっちの方が性質が悪いぜ…」

霊夢  「でも、覗いてたなら説明不要よね。御遣いをお願いするわ」

妖夢  「私は、幽々子様を呼んできて貰いたいんですけど」
レミリア「咲夜とパチュもお願いね」
魔理沙 「ついでに、顔見知りを片っ端から隅から隅まで徹頭徹尾呼んでくれても構わ
ないぜ。人に妖怪、虫に動物、幽霊に宇宙人、なんでもござれ、だぜ」

紫   「あら、私が代わりに何か得るモノがあるのかしら? 無償のモノなんて幻想郷にはありそうだけど、私には無いわ。御遣いには御褒美をあげないといけないものよ?」

霊夢  「御褒美に、私の秘蔵のお酒を飲めるのよ?」
魔理沙 「香霖のだぜ」



紫   「しょうがないわねぇ、高くつくわよ」

霊夢  「安心しなさい。私のお酒は高いわよ」
魔理沙 「安心しろ。香霖の秘蔵は相応だぜ」

レミリア「話のわかるスキマね。それとも、お酒のわかるスキマかしら?」
妖夢  「さすが幽々子様のご友人」

妖夢のそれは、客観的に誉めてない。


 ――――

神社の外は、たゆたゆ粉雪景色。
それはまるで雪の弾幕。
その幻想的な光景か、はたまた御酒の誘惑か、少女達の気分は既に酒雪見だ。
いつの間にやら乗り気なスキマがスキマで皆を呼びに行けばあっというまに神社は賑わうだろう。

紫   「それでは、また後程お逢いしましょう」

魔理沙 「ああ、スキマを創って待ってるぜ」
霊夢  「みょんなものウチの神社に創らないでよ」

レミリア「みょんな連中ね」
妖夢  「みょんですねぇ」

類はみょんを呼ぶ。


 ――――

そうして、僅かばかりの刻過ぎて…。

 ――――

頭上を覆う綿のような灰色の空から、白降り止まぬ幻想郷。

神社に燈された灯の光に、照らされたその白が、その輝きを受けながら桜のように舞い落ちる。

月は足りぬが、二つ揃った雪月花。《雪》が灯を浴び《花》になる。

華の舞台は博霊神社。
弾幕忘れ、酒と肴と雪を獲物に寒さを忘れ、寄り添い、謳い、飲み、語り合う。

みょんな神社は宴もたけなわ、何でもござれのドンチャン騒ぎ。

今宵は更け往く闇夜の変わりに出来損ないの白い魂敷き詰めて……。


此処は晦日に月出る世界。


 ――――
あとがきっぽいもの
 ――――

ごめんなさい、先行入力で懺悔しながら魔王陛下です。
時間的に挿絵はギリギリだったんで、まんまラフですがご容赦を(^^;

 今回、初東方小説(小説と呼べるのか?)を何の因果か挑戦か、こうして創ってしまったワケですが、ワケなんですが、ワケ解らない内容になっていますね。ぼくが言うのもなんですが。

 コンセプトは《東方風味》《テンポ良く》《自分なりに》、内容的には《戯言》です。多分。きっと創り始めはそんな感じだった気がしないでもないです。

 詠んでもらったら解ると思うんですが、会話が主体で、極端に心象風景や情景の描写が無いのは仕様です。決して面倒だったワケではありません。ほんのちょっとだけ、そんな気持ちがカスってる事も否定できませんが。とりあえず、神に誓ってもいいです。メイドさんには誓えません。実のところは、《物語》と呼べるような大層な中身がないんで《下手に描写を入れるなら、いっそのことボム撃ってサッパリしてしまえ》と割り切って、《テンポ良く》会話を詠めるようにした、という所でしょうか。
 サクサク詠んで『アレ?もう終わり?』と感じた人がいるなら、ぷち成功かな?かな?

 会話の《テンポ》というのは主観的な感覚で言うと、《音楽》に似てるんですよ。会話の《題》を《楽譜》に例えて《人》を《楽器》に、《言葉》を《音》に楽譜を演奏するような。指揮者はいませんから、キャラ(個人)の個性が独自で創り上げていくものなんですが『《あのキャラ》がこう演奏したら、きっと《このキャラ》はこういう演奏で続く、もしくは返すに違いない』、そういった合奏を織り成して創りあげて《音楽》という《会話》を演出させてる。そんな考えをもってたりしてます。まぁ、書く文章全てが一概にそうだとは言い切れませんから、そういう一面も持っている、と。現に会話だけの小説なんてありませんし。書いてる時は楽しんでやってるんで、そういう拘りをちゃんと表現できているのか?と問われても、曖昧な返事しか返せないっぽいです。戯言ですかねー?

 でまぁ、《東方風味》っていうのは詠んで字の如くと申しましょうか。自分は余り東方を知りません。コレだけ聞くと『貴様!弾幕殺するぞ!』とか言われそうですが、定義が違うんです。というかぶっちゃけ、同サークルの赤目特派員とその東方仲間さん達の知識が湧き出る泉の如くで、それを基準に見てしまい自分は相対的に《東方をよく知りません》と、そんな感じ。そんな自分が恐れ多い二次創作なんてするんだから《風味》以外のナニモノでもないんです。よって《東方風味》。(笑)

 どーしたものか、と、念の為追記しておくと、この小説まったくの無資料で創りあげました。
 なもんで《捏ち上げ》が狂い咲いています。其処の所はご注意を。

 そんなこんなで、何は無くとも、楽しんで頂けたならそれ以上の事はありません。上海アリスさんや東方界隈の方々に怒られそうと戦々恐々しながら、シューターより格ゲー人種なんで萃夢想を楽しみにしつつ(黄昏さん&上海アリスさんマスターアップおつかれさま☆)、一体全体如何程の東方好きの方々がコレを手にとってくれるのか期待に胸躍らせて、あとがきという名の《戯言》を締めてみんとす。ではでは、最期までお付き合いくださり、感謝感激☆光栄至極。

――来年も幻想郷に適度な幸の在らん事を。

 あぁ、でもしかし、本当に適当な小説だった…。剣呑剣呑……。


サークル:おこた
by魔王陛下



2004年12月発行
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